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第47回小論文コンテスト審査結果

課題

1.100年後の世界を生きる
2.福澤諭吉が今の日本を見たら
3.エンパシー(empathy)
4.平和と戦争
5.パンデミックを経験して

応募総数

260篇

受賞者

作品名をクリックすると作品のPDFが見られます。

【小泉信三賞】
福田 有佳(ふくだ あやか) 東京都/私立広尾学園高等学校1年
【選択課題:1】
「『全性愛論』~自由恋愛と異性愛規範を見つめ直して~」

【次席】
澤田 裕翔(さわだ ゆうと) 埼玉県/埼玉県立川口北高等学校2年
【選択課題:2】
「一身独立未だならず、いはんや」

【佳作】(五十音順)
梅山 昊子(うめやま とおこ) 東京都/私立光塩女子学院高等科2年
【選択課題:3】
「『大丈夫。あなたはやっていける。』と伝えること」

廣瀬 はる(ひろせ はる) 東京都/私立学習院女子高等科2年
【選択課題:5】
「コロナ禍で育つ乳幼児のためにできること」

森 春太朗(もり しゅんたろう) 神奈川県/私立慶應義塾高等学校3年
【選択課題:5】
「パーテーションの沈黙の恍惚-それは世界を語れるか-」

最終選考進出者(受賞者を除く)は以下からご確認ください。

最終選考進出者 PDF

審査委員(五十音順) 選評 PDF

大串尚代(慶應義塾大学文学部教授)
小川原正道(慶應義塾大学法学部教授)
権丈善一(慶應義塾大学商学部教授)
小西祥文(慶應義塾大学経済学部教授)
早川 浩(株式会社早川書房 代表取締役社長)

第47回小論文コンテスト受賞者の声

受賞者の声の一部をご紹介します。(編集:慶應義塾広報室)

受賞者の声

言葉を紡ぐ事がとても好きだったので、リアルタイムの混沌をほどき、培ってきた感性を輪郭あるものとして残したい、という思いで応募しました。テーマについては、常日頃からジェンダー観や人間的な愛情について気心が知れた友人と意見を交わす中で、多面性を持つ「100年後の世界を生きる」という課題なら私見を立論出来ると思い選択しました。今回の受賞を受けて、思索を言葉として定着させる為に幾度も逡巡し、推敲を重ねた時間が、箔のついた有意義な経験と大きな自信になりました。胸中にあった煩悶を小論文として昇華出来た事に達成感と喜びを感じるとともに、本稿が私の思い描く100年後の世界への契機となれば本望です。(選択課題1. 100年後の世界を生きる)

「私が小論文の課題を選んだ」というより、「小論文の課題が私を選んでくれた」気がするほど、ごく自然に書けました。書くことは楽しく、苦しいと思ったことはありません。「現代にアクチュアルに生きる自分」と「課題」との関係性を軸に書きました。私の小論文を『好ましい』と思ってくれた方がいたというだけで、感無量です。今回の受賞によって、暗記やスピーチ、気の利いたトークが苦手な私にも、社会的な居場所がある(かもしれない)ことが分かりました。今回の私の小論文では、「学校の勉強は苦手」だけれど、「文章を書くのだけは好きな子」が、社会(福澤諭吉を祖とする大学)に受け入れられていく構造を明らかにしています。受賞によって、その構造解明を(図らずも)自身で立証したかたちになりました。(選択課題2. 福澤諭吉が今の日本を見たら)

学校で紹介された外部コンテストの一覧でこのコンテストの存在を知りました。小論文に挑戦してみたいという思い、また、エンパシーという課題について考えを深めてみたいという思いから、応募しました。小論文を書く際には文章を書く力だけでなく、物事と物事を結び付ける力や読解力、キーワードを見つける力など様々な能力を必要とすることを学びました。今回の受賞は今後このような能力をさらに磨いていきたいと思う出発点となりました。課題について考えを深める時間は充実しており、私にとってかけがえのない経験となりました。今後もあらゆる分野に関心を持ちながら、より深く学んでいきたいと思います。(選択課題3. エンパシー<empathy>)

書くことが好きで、夏休みに大きなチャレンジをしてみたいと思い応募しました。コロナ禍で生活が一変しましたが、その中でも小さい子の成長に大きな影響があるのではないかと感じる出来事があり、乳幼児に焦点を当ててコロナ禍について考えてみました。今回さまざまな年代の人たちのことを考えて小論文を書くことで、受賞することができたと考えています。自分の立場だけではなく、いろいろな人の立場に立って物事を考える大切さを学びました。(選択課題5. パンデミックを経験して)

音楽、美術、映画などの批評を読むのが好きで、漠然と執筆意欲があったところ、こちらの賞のポスターを学校で見かけ、応募しました。批評を読むという行為について、それは趣味の領域で、ある種孤立された空間から世界を眺めているような孤独感、閉塞感があったのですが、今回の受賞によってなにか世界に開かれた感覚がありました。小論文コンテストについては少々固い印象があったのですが、オードリーのラジオの話をしてもよいのだと気付くこともできました。(選択課題5. パンデミックを経験して)

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