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自分の頭で考える

私たちは今大きな変化の時代を生きています。

それは、地球温暖化、人口の少子高齢化、グローバルな市場競争の激化、そしてサイバー空間の飛躍的拡大といった、私たちの住む社会のありかたそのものを根底から変えるような大きな変化です。そうした大きな変化の時代には、過去の延長線上でものを考えたり、問題を解決したりすることは、ますます難しくなってきます。

そこで求められる能力は、新しい状況を自ら正確に理解し、その理解に基づいて問題を解決すること、つまり自分の頭で考える力です。自分の頭で考えるということは、考えるべき問題を見つけ、その問題を説明し、その説明が本当に正しいかどうかを客観的に確かめ、それが正しいならばそれにもとづいて問題を解決していく、というプロセスを意味します。これは未解決の課題を研究テーマとし、その研究課題を説明する仮説を作り、その仮説を科学的な方法で検証して結論を導くという、あの学問の方法論に他なりません。つまり変化の時代に求められる自分の頭で考える力とは、実は学問によって身につくものであり、慶應義塾の創立者福澤諭吉が、封建の江戸時代から近代の明治時代へとやはり大きな変化の時代に、繰り返し学問の大切さを説いたのもこのためでした。

変化の時代にはまた、先導的な研究の重要性もますます大きくなります。それは例えば地球温暖化や少子高齢化のような私たちの社会の持続可能性を脅かす問題を解決する総合的な研究であり、またグローバル競争やIT化の進展する中で、私たちの社会をさらに豊かにするような価値を生み出す独創的な研究などです。そうした研究を進めるため、慶應義塾は自然科学、社会科学、そして人文科学の分野で、日夜研究に励んでいる教員と学生の能力を最大限に発揮できるような環境を整えていきます。

大きな変化の時代に、学問によって社会に貢献すべく慶應義塾を創った福澤諭吉の建学理念を、今日の世界に実現するため、私たちは学問によって、自分の頭で考えることのできる人を育て、学問を深めることによって新たな叡智を生み出すことで、地球社会のために貢献していきたいと考えています。

慶應義塾長 清家 篤

清家 篤(せいけ あつし)

スピーチ

※動画は塾長スピーチを一部抜粋し編集したものです。

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