慶應義塾大学理工学部の地村弘二准教授(高知工科大学客員准教授)と岡山大学の松井鉄平准教授は、慶應義塾大学の服部芳輝(大学院理工学研究科修士課程1年)、高知工科大学の中原潔教授、竹田真己特任教授らとの共同研究で、ヒトが複雑な状況で意思決定をするとき、将来の不確実性が低いと、前頭・頭頂皮質の認知の制御機構により意思決定の方略が切り替わり、選択に偏りが生じることを発見しました。今回の結果は、どのような要因を考慮して意思決定を行うかが、状況に応じて認知の制御機構により切り替わることを示しており、ヒトの意思決定と認知の柔軟性を例示しています。この研究は学術論文誌NeuroImageの速報版で1月8日発表されました。