慶應義塾大学理工学部生命情報学科の舟橋啓准教授、システム・バイオロジー研究機構(SBI)及び沖縄科学技術大学院大学(OIST)の北野宏明教授、ルクセンブルク大学のMarek Ostaszewski博士、Rudi Balling 教授、Reinhard Schneider教授ら世界中の研究者が力を合わせて、現在世界中の脅威となっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックと戦うことを目指し、ウイルスと宿主の相互作用の分子過程の全貌をコンピュータ上に構築しています。世界29カ国81機関、163人から構成されるこのグループは、SARS-CoV-2ウイルスと宿主の相互作用メカニズムに関する網羅的かつ標準化された知見のリポジトリとしてCOVID-19 Disease Map(doi:10.17881/covid19-disease-map)を発表しました。COVID-19 Disease Map(以下、COVID-19分子地図)は、SARS-CoV-2ウイルスの侵入、複製、および宿主-病原体相互作用、ならびに免疫応答、宿主細胞の回復、修復メカニズムに関わる分子過程を視覚的に探索し、計算機的に解析するためのプラットフォームとなります。
本研究成果は学術雑誌Scientific Data誌 Webサイトにて 5月5日(英国時間)に公開されました。
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