本研究成果のポイント
- ・膵囊胞(すいのうほう)から膵がんが発生する仕組みを解明
- ・遺伝子異常のパターンから、良性病変からがんに至る新しい経路を発見
- ・今後、膵囊胞患者の膵がん発生を予測する診断の率向上に期待
この度、旭川医科大学・内科学講座の水上裕輔 准教授、北海道大学・腫瘍病理学教室(現、東北大学・病理形態学分野)の大森優子 助教、札幌東徳洲会病院・医学研究所の小野裕介 主任研究員らの研究チームは、膵臓にできる腫瘍性の囊胞「膵管内乳頭粘液性 腫瘍(IPMN)」患者にみられる膵がんの形成において、良性と悪性の中間的な状態を示す 前駆病変が多彩な性質や特徴をもつ病変へと枝分かれしながら進化する、新しい発がん経路を発見しました。
本研究成果は、米国の科学雑誌『Gastroenterology』(2019年2月号)の掲載に先立ち、オンライン版(10月17日付け)にて公開されました。
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