2023年の干支は「卯」。新年の幕開けを飾る本展では、おなじみの物語から、これはうさぎ?と首をかしげるものまで、古今東西、さまざまなメディアにわたる慶應義塾の多様なコレクションに潜むうさぎを紹介します。
あわせて、泉鏡花記念館のご協力をいただき、うさぎを愛した小説家 泉鏡花のうさぎコレクションと、鏡花の私的な交友グループ「九九九会(くうくうくうかい)」を紹介します。九九九会には、慶應義塾出身の文学者である水上瀧太郎、久保田万太郎のほか、鏑木清方、小村雪岱、岡田三郎助といった芸術家が集っていました。
かれらと鏡花の交流を通して、慶應に集まったコレクションに触れる機会となれば幸いです。