10月7日、慶應義塾大学は三田キャンパス北別館にて、ドイツ 科学・イノベーション フォーラム 東京(DWIH東京)主催によるシンポジウム「DWIH東京シンポジウム:高齢化社会を支えるイノベーション」をケルン大学とともに共催しました。
本シンポジウムには、ジョイブラト・ムカジー ドイツ学術交流会(DAAD)会長兼ケルン大学学長、本学の伊藤公平塾長、土屋大洋常任理事のほか、ドイツや日本の大学、政府、企業など、多様な分野から多くの参加者が集いました。
開会の挨拶において伊藤塾長は、高齢化社会の諸課題に第一線で取り組むドイツと日本の専門家が一堂に会すことを歓迎しました。また、国際的かつ学際的な研究拠点として国内外で高い評価を受けている慶應義塾大学医学部百寿総合研究センターにおける活動や、義塾が加盟する英国と日本の大学間のパートナーシップである「RENKEI」が2024年12月に主催した長寿と健康寿命に関する研究ワークショップなどを例に、高齢者、特に100歳以上のセンテナリアンに焦点を当てた本学の多面的かつ複雑な研究への継続した取り組みを紹介しました。
シンポジウムでは、参加者は複数のパネルディスカッションやポスターセッションを通じて、健康的な高齢化に向けた革新的な解決策や国際的な連携戦略について議論し、分野の垣根を越えて交流しました。本学からは、新井康通百寿総合研究センター長/教授、小熊祐子スポーツ医学研究センター副所長/教授、佐々木貴史百寿総合研究センター特任准教授がパネリストとして登壇しました。
さらに、ケルン大学のムカジー学長と伊藤塾長、土屋常任理事による懇談もシンポジウム中に行われました。ケルン大学は、本学の重要な学生交換協定校であり、本学が令和5年度に採択された「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の参画機関でもあります。本シンポジウムを契機に、両大学間の連携をさらに強化していきます。