4月19日(月)、慶應義塾初のミュージアム「慶應義塾ミュージアム・コモンズ」(略称KeMCo(ケムコ))が開館しました。
KeMCoは、160年を超える歴史の中で慶應義塾が蓄積してきた多様な文化財コレクションと、その背後にある教育・研究活動をつなぎ、交流を生み出す「ハブ」となる大学ミュージアムです。学生・研究者・卒業生など大学に関わる多様なコミュニティが、オブジェクト(モノ)を基点として交流し、新たな発見や発想を生み出す場「コモンズ」として機能します。新たに建設された三田キャンパス東別館を拠点に、先進的なIT技術を活用し、デジタルとアナログが融け合う新たなミュージアムを目指します。
開館に先立って4月14日(水)に行われた式典では、長谷山彰塾長、松田隆美KeMCo機構長による挨拶に続き、KeMCoの基盤となる美術作品を寄贈いただいた一般財団法人センチュリー文化財団の清水章理事長が祝辞を述べられました。続いて、渡部葉子KeMCo副機構長より、KeMCoのコンセプトやこれまでの活動について紹介する講演があり、最後に青山藤詞郎常任理事より閉式の挨拶がありました。
式典の後には内覧会が開かれ、KeMCoをはじめ、三田キャンパスの図書館展示室、アート・センター、5月開館予定の慶應義塾史展示館といった三田キャンパスの展示施設を式典参加者が巡りました。
KeMCoでは4月19日から6月18日まで、グランド・オープン記念企画「交景:クロス・スケープ」を開催し、センチュリー文化財団より新たに寄贈された資料や、慶應義塾につながりのある文化財が展示されています。この記念企画に合わせて、三田キャンパスの図書館展示室、アート・センターでも関連展示を行っています。
来館前に事前予約が必要となりますので、予めウェブサイト等の情報をお確かめのうえお越しください。
慶應義塾ミュージアム・コモンズ