8月14日(水)、英国オリンピック委員会(BOA)と英国パラリンピック委員会(BPA)の一行計9名が、信濃町キャンパスを訪問しました。
東京オリンピックのメイン会場であるオリンピックスタジアム(新国立競技場)に最も近い病院である慶應義塾大学病院の外来や病棟に加え、救急センターやMRI等の画像診断設備、予防医療センターを視察しました。
病院の見学後、総合医科学研究棟1階ラウンジにおいて、医学部との合同セミナーが開催されました。スポーツ医学研究センターの石田浩之教授の司会のもと、天谷雅行医学部長が医学部・病院の紹介を行い、英国代表チームパフォーマンスサービス責任者のグレッグ・レッター氏が英国代表チームのオリンピックへ向けた準備状況についての講演を行いました。続いて、英国代表チームの医療チーフであるニール・エリオット医師と慶應義塾大学精神・神経科の水島仁医師により、スポーツにおける脳震盪に関連した診断や管理、症例の研究などについての講演が行われました。セミナー後にはオリンピックを見据えた講演の内容についてBOA、BPAおよび医学部の教員、学生等の参加者による活発なディスカッションが行われました。
慶應義塾大学は、東京2020オリンピック・パラリンピックにおいて英国代表チームの事前キャンプを日吉キャンパスで受け入れ、研究・教育・歴史・文化・芸術などスポーツ以外の分野においても協力していく予定です。今回の訪問は、BOA、BPAと医学部・慶應義塾大学病院の関係者が相互に理解と交流を深める機会となりました。