第705回三田演説会「慶應義塾と図書館」開催
11月17日(金)、三田演説館にて、慶應義塾の伝統行事である三田演説会が開催されました。第705回となる今回は、高山正也名誉教授・独立行政法人 国立公文書館前館長により、「慶應義塾と図書館」というテーマで講演が行われました。
高山名誉教授は、まず福澤諭吉の図書館観を紹介した後、慶應義塾図書館旧館竣工の経緯について触れ、慶應義塾創立50年記念事業として工学部開設という意見もあったが、塾内や一般へ広く関与することを理由に、図書館創設に至ったと述べました。また、図書館旧館竣工後から戦後復興までの図書館運営について、歴代図書館監督・館長の方針やエピソードを交えつつ、説明しました。高山名誉教授は最後に、図書館サービス向上は、蔵書、施設・設備、司書、利用者の質の“四位が一体”となって可能になると述べて、講演を締めくくりました。
当日は天候に恵まれ、会場には義塾の教職員、学生や一般の方を含む多くの聴講者が訪れて盛況となりました。
三田演説会
講演概要/講師略歴等
講演する高山正也名誉教授
会場の様子
会場の三田演説館
三田演説館内にて