※三田演説会についての詳細や過去の講演会についてはこちらをご覧ください。
講演概略
漫画家、特にいわゆるヒトコマ漫画を描いている漫画家は、今や絶滅危惧種に近い。生きた化石と言ってもいい。世の中に雑誌が減り、新聞も読まれなくなってくると、必然的に余裕の文化であるヒトコマ漫画は居場所を失っていった。しかし表現の自由さといったら、漫画にまさる表現手段はない。そんな漫画家の目で見た古今東西南北を、時間の許す限りお話してみようと思う。
講師紹介
<略歴・役職>
1944年 東京生まれ
1966年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
1972年 文藝春秋漫画賞受賞 (受賞作品『戦争―マンガ太平洋戦史』)
2018年 産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞 (受賞作品『世界恐竜発見地図』)
本職の漫画の傍ら、長らくTBSラジオ「全国こども電話相談室」の回答者を務めたり、テレビ番組「新世界紀行」などのレポーターとして、ボルネオ、イースター島、南米、オーストラリア、アフリカ、内モンゴル、ポナペなどを歴訪。25年以上アフリカのサバンナにも通う。恐竜の発掘現場を求めて、中国、アメリカ、カナダ、タイなども探訪。またかつての戦地も機会があるたびに訪れ、漫画に反映させている。福井県の恐竜発掘には博物館設立前から協力し、福井県立恐竜博物館がオープンした時から10年間、NPO法人福井恐竜博物館後援会理事長なども務める。また、公益財団法人東京動物園協会の評議員も務めている。三田評論にて「ヒサクニヒコのマンガ何でも劇場」連載中。
<主要編著書>
・『世界恐竜発見地図』(岩崎書店)
・『人類の歴史を作った船の本-乗りもの歴史図鑑』(子どもの未来社)
・『恐竜研究室』 全3巻(あかね書房)
・『ゼロ戦マンガ戦史』(イカロス出版)
・『マンガ戦車戦史』(イカロス出版)
・『ここまでわかった!恐竜の真実』(PHP研究所)
・『世界恐竜図鑑』(新潮文庫)
・『日本の恐竜』(ハッピーオウル社)
・『恐竜博物館』(ハッピーオウル社)
・『ことばのゆらい図鑑』①、②、③(ハッピーオウル社)
・『なるほど忍者大図鑑』(国土社)
・『飛行機の大研究』(PHP研究所)
・『銃とアメリカ合衆国』(日本出版社)
・『サファリへ行こう』(JTBパブリッシング)
・『どうぶつのあしがたずかん』(加藤由子 著、ヒサクニヒコ イラスト)(岩崎書店)
・『ヒサクニヒコの恐竜図鑑』(ポプラ社)
・『ぼくって何だろう ?』(ポプラ社)
・『ちゅーたのクリスマス』(ポプラ社)
・『きょうりゅうペペのぼうけん』全6巻(草炎社)
・『恐竜のタマゴ』(講談社)
・『ヒサクニヒコの不思議図鑑』全3巻(国土社)
・『ぼくはシベリアンハスキー』(小学館)
・『恐竜とつきあう本』(偕成社)
・『マンガ版太平洋戦史』(サンケイ新聞社出版局)
・『ヒサクニヒコのおもちゃ箱』(新潮社)
他多数
【お問い合わせ先】
慶應義塾総務部総務担当
tel: 03-5427-1517
メールでのお問い合わせはこちらまで