大阪大学大学院医学系研究科の佐々暢亜助教(遺伝統計学/耳鼻咽喉科・頭頸部外科学/理化学研究所生命医科学研究センター システム遺伝学チーム 客員研究員/東京大学大学院医学系研究科 遺伝情報学 客員研究員)、岡田随象教授(遺伝統計学/東京大学大学院医学系研究科 遺伝情報学 教授/理化学研究所生命医科学研究センター システム遺伝学チーム チームリーダー)、理化学研究所生命医科学研究センター免疫器官形成研究チームのニコラス・パリッシュ客員主管研究員、小嶋将平基礎科学特別研究員、小出りえ研究員らの共同研究グループは、SLEなど5つの自己免疫疾患およびCOVID-19と、内在性HHV-6およびアネロウイルス感染の関連を調べました。
その結果、内在性HHV-6BがSLEの発症や疾患の活性化に大きな影響を及ぼすことを発見しました。また、内在性HHV-6B陽性SLE患者では、特有の免疫応答が引き起こされることを明らかにしました。
本研究成果によって内在性ウイルスやウイルス感染と免疫関連疾患との関連の理解が進み、将来的に、発症予防や層別化医療へ貢献することが期待されます。
この成果は、2025年1月3日19時(日本時間)に米国科学雑誌Nature Geneticsにオンライン掲載されました。本研究成果について、1月15日(水)14時からオンラインにて記者発表を行います。是非ともご取材くださいますよう、よろしくお願いいたします。