東海大学[伊勢原キャンパス](所在地:神奈川県伊勢原市下糟屋143、学長:松前 義昭〔まつまえ よしあき〕)医学部医学科基礎医学系生体防御学の津川仁講師らの研究グループは、慶應義塾大学薬学部の松崎潤太郎准教授らとの共同で、腸管内の共生菌でありながら高齢者を中心に肺炎や肝膿瘍などを引き起こすKlebsiella pneumoniae( 桿菌 )に対する宿主の腸管粘膜における感染防御メカニズムを解明しました。さらに、このメカニズムを応用することで高齢者の肺炎桿菌感染症予防が可能であることもマウスモデルを用いて実証し、高齢者の感染症予防法開発につながる成果であると期待されます。
この研究成果は、日本時間2023年6月9日(金)午前3時(米国太平洋時間6月8日(木)午前11時)公開の米国医学誌『PLoS Pathogens』オンライン版に掲載されました。