慶應義塾大学
京都産業大学
慶應義塾大学の新屋みのり准教授、国立長寿医療研究センターの木村哲晃研究員、京都産業大学の池田貴史研究員、武田洋幸教授、東京大学大学院の中村遼平助教、基礎生物学研究所の成瀬清特任教授らの研究グループは、メダカの顔かたちに多様性(個体差)が生じる仕組みの一端を明らかにしました。
顔かたちの個体差は、複数の遺伝的要因と環境要因の両方が関わって生じると考えられています。本研究では、遺伝的要因としてメダカ6番染色体上にある複数の遺伝子座が機能していることを特定しました。さらに、3つの候補遺伝子座が物理的に相互作用していることを明らかにし、ゲノムの立体構造が遺伝子座間の機能的な相互作用を促している可能性を示しました。また、環境要因として飼育温度が個体差形成に影響を与えること、さらにこの温度応答が特定の遺伝子型に対してのみ起こることを発見しました。
本成果は、遺伝的相互作用や「遺伝子型×環境」相互作用が生物の形態的多様性をどのように生み出すのかを解明する上で、メダカが非常に優れたモデル生物であることを示しています。
本研究成果は、遺伝学の国際専門誌『G3:Genes|Genomes|Genetics』に掲載されました(2026年4月9日公開)。
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