慶應義塾大学環境情報学部の田中浩也教授は、東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の表彰台を3D プリンタで制作するプロジェクトの設計統括を務めました。また田中浩也研究室の卒業生・研究員・学生が連携し、研究開発から製造設計までの重要パートを担当しました。今大会の表彰台は、市民参画型「みんなの表彰台プロジェクト」として、史上初となるリサイクルプラスチックで作られたものです。全国約2000 店舗の大手スーパーやドラッグストア、113校の学校と企業・団体から、合計24.5 トンもの資源が回収されました。デザインは、大会エンブレム制作者で美術家の野老朝雄氏が担当し、田中浩也研究室の卒業生でもある平本知樹氏(2010 年度大学院政策・メディア研究科修士課程修了)が3D 製造への可能性を生み出し、調色設計を含めプロジェクト全体をディレクションしました。