慶應大阪シティキャンパスでは、戦争期の学生や大学出身者に関する調査を継続している慶應義塾福澤研究センターとの共催で、特別企画展「忘れられた戦争のカケラ」を開催します。本展は、戦争をテーマとした展覧会では普段あまり顧みられない4つのテーマを掘り下げます。
(1)オリンピックと戦争(戦前の大学出身オリンピアンたちの活躍とその戦争体験・戦死)
(2) 陸軍中野学校(諜報員養成機関として知られる中野学校に最初に学んだ1期生の資料)
(3)上原良司とその家族(有名な遺書を残した特攻兵と、やはり戦没した2人の兄たち、合わせて3人の慶應義塾出身の戦没者を出した一家の膨大な資料は何を物語るか)
(4) 旧海軍日吉台地下壕(慶應義塾大学日吉キャンパス地下に今も眠る巨大地下施設の遺物と内部映像)
普段公開されていない実物資料、写真、映像、VRなど、およそ 100点を展示予定です。また展示解説、研究報告も開催します。「戦争体験の継承」という社会的課題を再確認するとともに、「学問」の役割を改めて考える機会となればと考えています。ご取材をよろしくお願いいたします。
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