高知工科大学と慶應義塾大学の研究グループは、脳ネットワークの時間ダイナミクスという観点から、ヒト認知機能の基盤を成すものの一つであるエピソード記憶のメカニズムの一端を世界で初めて明らかにしました。
本研究のポイント
● fMRIとグラフ理論を使った解析により、脳の大規模ネットワークの統合が高まるとエピソード記憶がよく形成されることを発見。
● 特に、大脳皮質下領域、デフォルト・モード、サリエンス、視覚野の各サブネットワークと、脳の他のサブネットワークとの結合が高まっていた。
● 今回の発見は、ヒトの記憶のネットワークメカニズムの一端を世界で初めて解明したとともに、記憶障害の病態解明に繋がることが期待される。
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