8月1日(金)から8月3日(日)にかけて、「X-ship Global Survival Camp:多世代共創を実現するグローバルサバイバルキャンプによる先導者育成プログラム」の一環で、サバイバルキャンプを体育会山中山荘(山梨県南都留郡山中湖村平野)にて実施しました。この取り組みの目的は慶應義塾の特徴のひとつである一貫教育による多世代共創によって、フレンドシップ(Friendship)、リーダーシップ(Leadership)、フォロワーシップ(Followership)、オーナーシップ(Ownership)、グローバルシチズンシップ(Global Citizenship)といった先導者に必要な能力を育成することで、それらの能力を"X-ship"としています。
参加者の相互理解や各自の目標の共有、テント設営など、キャンプ実施に必要な知識や技能を身につけるための事前ワークショップを7月26日(土)に横浜初等部で実施した上で当日を迎えました。キャンプには横浜初等部から16名、湘南藤沢中・高等部生を中心とした中高生8名、大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)から6名(アメリカ、イタリア、中国、フィリピンからの留学生4名を含む)、大学公認団体「ローバースカウト」の学生6名の計36名の学生が参加し、それぞれの組織の教職員も含めた約50名でさまざまな取り組みを実施しました。また、今回は小学生4名、中高生2名、大学生・大学院生・留学生3名で構成される「ハウス」と呼ぶ4つのグループで学生が取り組みを行うことを原則とし、世代を超えた共創の機会を数多く生み出しました。そして、8月6日(水)には日吉キャンパスのSDM研究科において参加者による振り返りのためのワークショップを実施し、個人やハウスごとでのX-shipに関する考えや行動の変化を映像や対話によって共有しました。
慶應義塾の特徴のひとつである一貫教育や経験・知識の多様性を活かした取り組みであり、プログラムの実施前後でのX-shipに関するアンケートや観察、振り返り対話などを通じてその有効性を確認しました。