7月30日、三田キャンパス東館ホールにて「慶應義塾一貫教育校派遣留学制度」による2024年度派遣留学生の留学報告会が開催されました。本制度は、2013年度に慶應義塾教育先導事業として設置されました。国内の義塾一貫教育校の枠を超えて選抜した生徒を米国・英国の名門ボーディングスクール(寄宿制学校)に約1年間派遣するプログラムです。派遣生には、石井・石橋基金から留学先の学費等が奨学金として給付されます。
報告会は、山内慶太常任理事の開会挨拶から始まりました。続いて、9名の派遣留学生が、この秋から留学する2025年度の派遣留学生や、留学を支えてくれた一貫教育校の先生や家族の前で発表しました。
9名はそれぞれ、最初こそ異なる文化や環境に戸惑ったものの、寮生活の中で世界各地から来たかけがえのない友人を得て、たくましく成長していった過程を、エピソードを交えて生き生きと語りました。勉学に励んだことやボランティア活動に注力した結果を評価する賞を受賞したり、日本では未経験のスポーツに挑戦したり、またホームスティ先と日本の在籍校のクラスをオンラインでつないで交流会を行うなど、積極的に留学生活に溶け込んでいた姿が印象的でした。