6月21日(土)、JST博士後期課程学生研究支援プロジェクト(Keio-SPRING)による博士学生に対するキャリア支援の一環として、日吉キャンパス来往舎シンポジウムスペースおよびイベントテラスにて、キャリアフォーラムが行われました。
シンポジウムスペースで行われた冒頭の基調講演では、金水晶酒造株式会社代表取締役の斎藤湧生氏が登壇しました。酒造経営の傍ら本学で博士号を授与されたご経験から「研究とビジネスの融合-産学官連携による市場創出-」をテーマにお話しいただきました。
続いて、斎藤氏に中妻照雄経済学研究科委員長、Keio-SPRINGプロジェクト採択学生2名を交え、「大学院の学びをキャリアに活かす」をテーマにパネルディスカッションが行われました。各登壇者のそれぞれの経験から、アカデミア以外のフィールドでのキャリアに関する興味深いディスカッションとなり、参加した学生からも多様な質問がなされるなど、対面・オンライン双方で参加した学生にとって刺激的な議論の場となりました。
その後行われた企業ピッチでは、参加した14社の担当者からそれぞれ「博士学生のキャリアパス」をメインテーマとした企業紹介がなされ、多数の学生が熱心に耳を傾けました。
また、上記の企画と並行して、イベントテラスにて行われた企業ブースでは、企業の担当者と参加学生とのキャリアに関する相談会が行われました。参加者たちは14社の出展企業のブースを回り、企業の担当者たちに積極的に質問する様子が見受けられました。
当日は、慶應義塾大学の博士課程学生に加えて、修士課程学生・学部生が100名以上集まり、博士課程修了後の自身のキャリアの可能性について広く考える機会となりました。