2025年12月2日、12月3日の両日、第21回日韓ミレニアムフォーラムが早稲田大学にて行われました。本学からは、伊藤 公平 塾長、土屋 大洋 常任理事のほか、徳永 聡子 文学部教授、石井 明 経済学部教授、および代表学生が参加しました。
2002年より発足したこのフォーラムは、日韓を代表する私立4大学である慶應義塾大学、早稲田大学、高麗大学、延世大学の学長等が相互の関係強化を目的に、毎年1回、各校持ち回りで主催しています。
今回のフォーラムは"Humanities at Risk" をテーマに開催され、学長セッションでは、AI時代における人文科学の意義と現代社会での役割について、各大学の学長が独自の取り組みを紹介しつつ、次世代に必要なスキルや研究・教育体制のあり方を議論しました。学生セッションでは、4大学の代表学生が「人文科学の危機」を「人文科学の新しい可能性」と前向きな視点で捉え、発表と提言を行いました。研究者セッションでは、登壇者がそれぞれの切り口で人文科学の過去・現在・未来に関する考察を行い、AIが人文科学にもたらす正負のインパクトを踏まえて、大学、教育者および専門家の果たすべき役割と高等教育の将来展望について参加者全体で議論を深めました。