11月6日(木)午後3時45分より、三田演説館にて、エコールサントラルナント名誉教授であるフアド・ベニス氏に対する慶應義塾大学名誉博士称号授与式が行われました。
フアド・ベニス氏は、長年にわたり慶應義塾大学との学術連携に尽力され、理工学部・大学院理工学研究科とのダブルディグリープログラムやフランス語・フランス文化春季講座を通じて、300名を超える学生を受け入れるなど、両校の交流促進に貢献されました。
また、ロボティクスや学際的最適化の分野で産業界との連携を重視し、学術知の実用化にも尽力されました。これらの功績に敬意を表し、慶應義塾大学名誉博士の称号を授与することとなりました。
授与式では、小尾晋之介理工学部教授の司会のもと、村上俊之理工学部長が推薦文を朗読し、伊藤公平塾長が名誉学位記を授与しました。続いて、伊藤塾長が式辞のなかでこれまでの功績に敬意を表し、駐日フランス大使館 科学技術参事官グザヴィエ・ブレソ氏より来賓祝辞が述べられました。
その後、フアド・ベニス氏による講演が行われました。
エコールサントラルナントと慶應義塾大学は、理工学分野を中心に長年にわたって交流を続けており、今後も両校の協力関係がさらに発展していくことが期待されます。