7月25日、三田キャンパス東館ホールにて「慶應義塾一貫教育校派遣留学制度」による2023年度派遣留学生の留学報告会が開催されました。本制度は、2013年度に慶應義塾教育先導事業として設置されました。国内の義塾一貫教育校の枠を超えて選抜した生徒を米国・英国の名門ボーディングスクール(寄宿制学校)に約1年間派遣するプログラムです。派遣生には、石井・石橋基金から留学先の学費等が奨学金として給付されます。
報告会は、山内慶太常任理事の開会挨拶から始まりました。続いて、8名の派遣留学生が、家族や一貫教育校の教員、この秋から留学する2024年度の派遣留学生の前で発表しました。
8名はそれぞれ、最初こそ異なる文化や環境に戸惑ったものの、寮生活の中で世界各地から来たかけがえのない友人を得て、たくましく成長していった過程を堂々と語りました。また、成績優秀者として表彰されたり、下級生をまとめるリーダーになったり、日本ではやったことのない言語やスポーツ、活動に挑戦したり、日本文化を知ってもらう企画をしたりと、積極的に留学生活に溶け込んでいた姿が印象的でした。