7月10日(水)、日吉キャンパスにて教養研究センター主催の講演シリーズ「情報の教養学」が開催され、伊藤公平慶應義塾長による「AI時代の高等教育」と題した講演が行われました。
はじめに、伊藤塾長より慶應義塾大学とカーネギーメロン大学(CMU)と最先端AI研究に関する新たな研究パートナーシップを結んだことが紹介されました。続いて、矢向高弘(システムデザイン・マネジメント研究科教授)から、AIを応用した高等教育の実践についての説明がありました。
さらに伊藤塾長は、日本の高等教育について、教育こそが日本の将来であり、最先端のAI技術を活用して「智」の総和を向上させるため、健全な競争の必要、地方の空洞化阻止、高等教育への費用負担など、さまざまな観点からの課題や実現性を学生に向けて熱意を込めて語りました。
講演後には、学生や教職員から、途切れることなく質問が寄せられ、熱気に満ちた、活発な質疑応答がなされました。