慶應義塾は、現在全国に所有山林や国有林分収契約山林をあわせ約160ヘクタールにおよぶ山林を保有し、植林・育林活動を行っています。これらの活動を支援する目的で2001年に発足した「福澤育林友の会」主催による「森を愛する人々の集い」が、6月1日(土)に三田キャンパス東館G-Labにて開催されました。福澤育林友の会の会員と学生を合わせて約50名が参加しました。
23回目となる今回の講演会は、認定特定非営利活動法人FoE Japanより三柴淳一氏をお招きし「減少・荒廃する世界と日本の森林~自分事として考えたい、今私たちができること」をテーマに、ご講演いただきました。
今回は、世界と日本の森林を取り巻く状況について、環境という切り口から学びなおす講演会となりました。世界の森林の減少から始まり、身近な人権侵害問題まで、シリアスなテーマを取り扱いながらも、三柴氏のわかりやすい説明と親しみやすいお人柄のおかげで、参加者は時間いっぱい講演に没頭することができました。
講演会のあとは、ファカルティクラブにて懇親会が開催され、講演会ポスターを見て参加した熱心な学生もおり、質問が尽きないにぎやかで楽しい会となりました。