12月4日、慶應義塾大学は三田キャンパスにスウェーデンのウルフ・クリステション首相を迎え、「Sweden as a Global Actor in an Uncertain World: EU, NATO, Ukraine, Green Transition, Gender Equality, and Innovation」をテーマとしたイベントを開催しました。当日、会場には、スウェーデン政府、駐日スウェーデン大使館関係者をはじめ、ヨーロッパを中心とするさまざまな国の駐日大使や大使館関係者が集まり、慶應義塾からは伊藤公平塾長、土屋大洋常任理事、白井さゆり総合政策学部教授のほか、学生・教職員など約150名が参加しました。
開会挨拶で、伊藤塾長はクリステション首相の来塾を歓迎するとともに、持続可能で豊かな社会の構築への取り組みなどにおいて日本とスウェーデンの間で共有されている多くの価値観、義塾と多数のスウェーデンの協定校との長年にわたる交流などについて触れました。
クリステション首相は、世界が直面するさまざまな課題にスウェーデンがどのように向き合っているかを主題とした講演を行い、民主主義と平和を守ることの重要性、化石燃料からの脱却、さらなる技術革新や国際協力・連携の必要性を強調しました。
引き続いて、白井総合政策学部教授をモデレーターに、地政学的リスク、環境問題、インクルーシブな社会の実現などの幅広いテーマについて、参加学生と首相の間で活気ある対話が行われました。