9月25日(水)、矢上キャンパス創想館7階フォーラムにて、慶應義塾大学と沖縄科学技術大学院大学(OIST)とのトークイベントシリーズ「OIST-KEIO Showcase Talk」の第6回が、2025年4月に開所予定の「矢上イノベーションラボラトリー(YIL)」のプレイベントの第1弾として開催されました。「Science meets Society: From Symbiotics to Enactive Minds」をテーマに、科学と社会の接点、テクノロジーと人間の関係性について、領域横断的なアプローチにより探究する議論が交わされました。
はじめに、斎木敏治理工学研究科委員長より、YILの目的や事業計画についての紹介がありました。続いて、OIST身体性認知科学ユニットのトム・フロース准教授より、テクノロジーによるヒューマン・オーグメンテーション(人間の能力の拡張)の挑戦と課題をめぐる講演が行われました。
講演後、牛場潤一理工学部教授のモデレーションのもと、フロース准教授を囲んで、井本由紀理工学部准教授、ダットチャル理工学部専任講師、松田英子理工学部専任講師との座談会が行われました。そして、機械と人間の意識や感覚をめぐって、学生から多数の質問が積極的に寄せられ、熱気に満ちた活発な質疑応答がなされました。
さらに、イベント終了後には、矢上キャンパスツアーが実施され、講演者や参加者たちはマニュファクチュアリングセンターや中央試験所、理工学部研究室の視察を堪能しました。
※ このイベントは、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の支援を受けています。J-PEAKSでは「OIST-KEIO Showcase Talk」シリーズを引き続き展開していきます。また、YIL準備室では今後も「YIL Pre EVENT」を継続して開催していきます。