8月21日(月)から26日(土)にかけて、慶應義塾大学AI・高度プログラミングコンソーシアム(AIC)主催の慶應義塾一貫教育校児童・生徒対象のAIC Weekが矢上キャンパスで開催されました。AICは理系から文系まで学部、学年を問わず、AIの知識や技術を習得したい学生たちが集う学習コミュニティです。
AIC Weekは、一貫教育校からの提案を受け、小学生、中学生、高校生たちにもプログラミングやデータサイエンスに親しみをもってもらうため、メンバーの大学生たちが一から企画しました。25日に行われた小学校高学年対象のプログラム「ボトルフリップを成功させよう」では、参加者の小学生たちがボトルの形や中身をもとに仮説を立て、体育館で実験し、集計した結果をグループで検討し発表しました。グループにはAICメンバーの大学生も入り実験などのサポートをしましたが、仮説を立てたりどう発表するかは小学生だけで話し合い、考えました。会の最後には大学生メンバーがデータサイエンスについて身近な例をあげながら解説し、まだ発見されていない活用例をぜひ見つけてほしいと語りかけました。
小学生から高校生まで幅広い年齢を対象としたAIC Weekは、運営する大学生たちにとって試行錯誤の連続で「半学半教」実践の場となりました。夏の矢上キャンパスに「プログラミングってなんとなくおもしろそう」から「プログラミングがもともと好き」「もっと知識を増やしたい」まで、さまざまな動機をもった子どもたちが集い、それぞれの興味にあわせて楽しみ学ぶ姿がみられました。