医学部のティモシィ ミントン教授が大英帝国勲章OBE(Officer of the Most Excellent Order of the British Empire)を受章しました。
ミントン教授は2012年4月から慶應義塾大学医学部教授として、医学論文執筆や研究発表における英語用法と医学英語教育に特有の問題点について研究、医学部の学生への英語教育に尽力しています。学外でも日英両国間の親善を目的として活動している日英協会の専務理事として6年にわたり英国文化の普及や交流に携わったほか、ケンブリッジ大学とオックスフォード大学の合同同窓会組織であるCambridge and Oxford Societyでも名誉幹事として、多くの日英の大学交流を企画してきました。また、徳川家康の外交顧問で英国人航海士の三浦按針(ウィリアム・アダムス)を記念する活動も行うなど、日英関係の発展に多大な貢献をしてきたことによるものです。
大英帝国勲章は、1917 年に国王ジョージ5世によって非戦闘的任務の軍務に従事した者に対する勲章として設立され、その後、文化、芸術、科学、社会貢献、公務の分野に拡大されました。同国に多大な貢献をした人物に授与されるもので、今回の叙勲式は2023年6月14日にロンドンのウィンザー城で執り行われました。