2022年度にスタートした「慶應義塾SDGs会議」は2年目を迎え、今年度も「2023塾生会議」が始動しました。「塾生会議」は、公募および本学の全学部からランダム抽出で選ばれた塾生たちが専門家のアドバイスを受けながらディスカッションを重ね、SDGsを実現するための慶應義塾のヴィジョン・目標・ターゲットを提言するプログラムです。
春学期はSDGsを取り巻く現状を講義・ディスカッションを通して学び、秋学期は「環境」「社会」「経済」「全体」をテーマとする分科会でのディスカッションを通して、慶應義塾長への提言をまとめていきます。
第2回の5月24日(水)にはイントロダクションが行われ、80名ほどが参加しました。前年度の分科会リーダー4名からの提言作成に向けたアドバイスに始まり、蟹江憲史 政策・メディア研究科教授による講演、続いて蟹江教授と国谷裕子 政策・メディア研究科特別招聘教授との対談が行われました。対談ではそれぞれが考える「SDGsの意義」を語り、塾生には「思い切って行動し、思い切り失敗してみてほしい」、そして「革新的な発想を持って、世界を導いてほしい」と思いを伝えました。
最後にはグループディスカッションと発表を実施。「全世界が共通して大きな目標を掲げる意義とは?」をテーマに、学部や学年の垣根を越えて、さまざまな意見が交わされました。