福澤諭吉先生のご命日である2月3日(金)、麻布山善福寺(港区元麻布)において123回忌の法要が行われました。本年も新型コロナウイルスの影響で以前のように、参詣者が長い列をなすことはありませんでしたが、感染防止対策のもと、先生の墓前には伊藤塾長をはじめ、福澤先生を慕う方々が訪れ、粛々と手を合わせました。
福澤先生は1901(明治34)年のこの日、現在の三田キャンパスにあった塾内の自邸で、脳出血のため亡くなりました(享年満66歳)。当初、上大崎の墓地(後の常光寺墓地)に葬られましたが、1977(昭和52)年に現在の麻布山善福寺に移葬されました。また、福澤先生の戒名「大観院独立自尊居士」は、当時、義塾の最長老であった小幡篤次郎により、先生にもっともふさわしい「独立自尊」を用いたものをとの思いからつけられたもので、墓碑にも刻まれています。
※感染対策を守ったうえで撮影を行っています。