2022年12月13日、14日、慶應義塾大学三田キャンパスにおいて、THE(Times Higher Education)によるTHE Campus Live Japanが開催されました。日本での実施は今回が初めてです。大学教職員、教育産業や学術出版に関わる方など、全国から150名以上が参加しました。
「ポスト・コロナ時代の大学」をメインテーマに、両日とも、国内外からゲストスピーカーをお招きし、日本の大学が抱える課題や可能性を考えるための様々なセッションが行われました。どのセッションでも、会場参加者から多くの質問やコメントが寄せられました。
イベント初日には、ジョージ・フリーマン英国政府科学・研究・イノベーション担当大臣が特別講演を行い、日英の研究協力の重要性と意義を強調した上で、今後の具体的な政府間の取り組みが紹介されました。目まぐるしく変化する世界情勢の中、エネルギー価格の高騰とインフレ、未だ収束しないコロナ禍、気候変動対策など、いずれの課題においても、大学がキープレイヤーであることが再認識されました。
伊藤公平塾長が登壇した2日目最後の「学長パネル・ディスカッション:ポスト・コロナ時代の大学『日本の大学の課題と展望』」では、伊藤塾長を含む3大学の現役の学長が、現在直面する課題にどう向き合い、今後、それぞれの大学のミッションや特色を活かして何をなすべきかについて、率直な意見が交わされました。今日の大学運営の舵取りの難しさや責任の重さ、その一方で、学生たちへの熱い思いが、Campus Liveの名のとおり、オンラインではない、ライブ空間ならではの迫力で、学長たちの表情や発言から垣間見えました。
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