8月17日(水)、日吉キャンパス第4校舎独立館地下2階DB203教室にて、2022年度の小泉信三記念講座として、駒形哲哉経済学部長による講演「ポストコロナの世界と中国経済-『新冷戦』体制間競争の行方」が行われました。
駒形教授は経済学部学習指導主任、東アジア研究所副所長などを歴任し、現在は経済学部長を務めています。中国経済を専門とし、2006年中小企業研究奨励賞、2012年樫山純三賞受賞など数々の賞の受賞歴を持つ日本を代表する経済学研究者です。
講演では、世界第2の経済大国にのし上がってきた中国について、その背景として両立しがたいと思われていた一党独裁と市場経済とがなぜ両立可能だったのか、グローバル化と中国の固有事情から解説をしました。そのうえで、体制間競争の行方を、経済成長をめぐる競争、安全保障をめぐる競争、幸福をめぐる競争の3つの側面から説明しました。
当日は約100名の通信教育課程学生が熱心に聴講し、知見を深めました。