現在感染が拡大しているオミクロン株を中心とする新型コロナウイルスは、これまでのデルタ株などと比較して感染力が強く、また潜伏期間が短いという特徴があります。感染拡大を防ぐためには、これまでの感染予防策を継続するとともに、陽性者と接触のあった方には早い段階で自宅待機などによる隔離をしていただくことが重要です。
濃厚接触者は、保健所による陽性者の行動調査で決定されます。また、義塾では保健管理センターが陽性者からヒアリングを行い、濃厚接触者に相当する方に自宅待機をお願いしています。しかし、潜伏期間が2~3日のオミクロン株に対して、この方法は必ずしも有効とは言えません。そこで、慶應義塾新型コロナウイルス対策本部では、大学生・大学院生に対して、陽性者であることが判明した方には、保健所、保健管理センターの調査を待たず、ご自身から濃厚接触者相当の方に直接連絡いただくことで、オミクロン株の感染拡大を抑制することとしました。
詳細は、新型コロナウイルス感染症の陽性者が判明したときの対応
・自分が新型コロナウイルス陽性者になったとき(大学生・大学院生)
・周囲の人が新型コロナウイルス陽性者になったとき、陽性者から連絡があったとき(大学生・大学院生)
を参照してください。これらの資料に記載されているように、オミクロン株の感染力の強さを勘案して、短い時間であっても飲食等のためにマスクを外したり、マスクを正しく着用していない状態で陽性者に接近した場合には濃厚接触者相当になります。まずは、濃厚接触者相当とならないように一人ひとりが日常生活における感染予防対策を徹底してください。また、万が一、陽性者になった場合には、早急に濃厚接触者相当に該当する方に連絡をしてください。濃厚接触者相当に該当した方は、陽性者に最後に会った日の翌日から7日間の自主隔離(自宅での健康観察)をお願いします。
【塾生の皆様】
課外活動については、大学・大学院における対面授業および試験を予定通り実施することを最優先し、秋学期末定期試験期間が終了するまでは停止としていました。別途お知らせしたとおり、全面的な活動停止については解除いたします。(詳しくはこちらをご覧ください。)一方、首都圏におけるオミクロン株の感染拡大は現在も継続しており、団体活動においては、集団感染のリスクを考える必要があります。学生団体の活動に参加した学生から新型コロナウイルス陽性者が判明した場合には、対面活動の一時停止など、活動内容に応じた早急な感染拡大防止策をとっていただきます。具体的な内容は、新型コロナウイルス感染症の陽性者が判明したときの対応
・学生団体で新型コロナウイルス陽性者が判明したとき(大学生・大学院生)
を参照してください。なお、この資料は、学生団体内で陽性者が判明したときに初めて見るものではありません。陽性者が判明したときに各学生団体が直面する活動内容に応じた事態を想定し、感染拡大を最小化して活動を継続するための対策を予め講じてください。また、新型コロナウイルス感染予防のために活動に参加したくない学生に対して、活動への参加を強要したり、参加しなければいけない雰囲気を醸成することがないよう、十分な配慮をお願いします。
【教職員の皆様】
なお、教職員ならびに一貫教育校生については、従来通り、保健管理センターがヒアリングを行って濃厚接触者相当を決定する方法を継続いたします。オミクロン株には迅速な対応が必要とされますので、ご自身が陽性者と判定された場合には、早急に保健管理センターへご連絡いただくようお願いいたします。