11月4日(金)午後2時より、三田演説館にて、ポルトガル・カトリック大学カトリック・グローバル法科大学院教授・院長であるミゲル・P・マドゥーロ氏に対する慶應義塾大学名誉博士称号授与式が行われました。
マドゥーロ氏は、欧州において先導的地位にある法学者であり、その経歴はアカデミックな世界から司法実務、さらには国政分野に及んでいます。欧州連合司法裁判所での司法実務において、判例法の発展に偉大な功績を残すとともに、国政分野においても、政府の要職について母国ポルトガルの財政の立て直しに尽力し多大な貢献をしました。
また、本学大学院法務研究科を中心に、欧州大学院との交流・協力協定の礎を築き、本学との密接な協力関係の構築に多大な貢献をされました。そうした功績を高く評価し、名誉博士の称号を授与することになったものです。
授与式では、マドゥーロ氏らの入場の後、学生団体が慶應讃歌を斉唱、庄司克宏名誉教授の司会のもと、北居功法務研究科委員長が推薦文を朗読しました。続いて、伊藤公平塾長がマドゥーロ氏に名誉学位記を授与して式辞を述べ、それに応えてマドゥーロ氏からの謝辞がありました。