7月30日(金)、三田キャンパス西校舎ホールにて、慶應義塾一貫教育校派遣留学制度による2020年度派遣留学生の留学報告会が開催されました。参加者同士が距離を確保できるよう配慮しての開催となりました。
2013年に創設された「慶應義塾一貫教育校派遣留学制度」は、塾内の一貫教育校から各校の枠を超えて選抜した生徒を米国・英国の名門ボーディングスクール(寄宿制学校)に約1年間派遣するプログラムで、留学先の学費等が奨学金として給付されます。世界中から集まる優秀な人材とともに質の高い教育を受けることで視野を大きく広げ、また帰国後も留学経験を同級生に伝えることにより、刺激をもたらす波及効果も期待されます。
報告会では、山内慶太常任理事の開会挨拶に続き、2020年度より派遣を開始した小学生コースの2名を含む、8名の派遣留学生による発表が行われました。新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、本プログラムは、関係各所の協力により、現地に派遣することができた数少ない留学プログラムです。コロナ下で刻々と状況が変わるなかでも各自多くのことを吸収し、成長した様子がうかがえる内容でした。発表後の質疑応答は一部英語でおこなわれる場面もあり、その様子はオンラインでも配信されました。
2020年度の派遣実績は以下のとおりです。
<高3コース(米国)>
Phillips Academy Andover 高等学校生 1名
<高2コース(米国)>
The Taft School 湘南藤沢高等部生 1名
<高2コース(英国)>
Shrewsbury School 高等学校生 1名
女子高等学校生 1名
Winchester College 高等学校生 1名
<中2コース(米国)>
Fay School 中等部生 1名
<小5コース(英国)>
Dragon School 幼稚舎生 1名
横浜初等部生 1名
(参考)
・一貫教育校派遣留学制度