11月10日(水)、日吉キャンパスにて行われた教養研究センター主催の講演シリーズ「情報の教養学」に伊藤公平塾長が登壇し、学生・教職員を前に「塾生としての理想の追求」と題した講演を行いました。
講演では、近年目覚ましい進化を遂げているコンピュータ発展の歴史を紐解きながら自身の専門である量子コンピュータとは何か、量子コンピュータの現在やコンピュータの将来について説明しました。また、これまでの自身の学生生活や留学経験を振り返り、世界に出ることで得られた貴重な体験に触れながら、世界とつながることの大切さを訴えました。最後に学生に向けて、50年後にこの社会を自分たちが作り上げたことを誇りに思えるような、想像力豊かに学問を使いこなす全世界の先導者となってほしいとエールを送りました。
講演後の質疑応答では、人との関わり方で気を付けることから慶應義塾の目指すべき姿、大学と社会の関係についてなど幅広いテーマの質問が学生から寄せられ、活発なやり取りが交わされました。