10月26日(火)と11月8日(月)に三田キャンパス東館ホールにて、第26回慶應医学賞受賞者と伊藤塾長の対談が行われました。海外受賞者との対談を10月26日(火)に、国内受賞者との対談を11月8日(月)に、それぞれ行いました。
慶應医学賞は、1996年から慶應義塾医学振興基金によって行われている事業で、医学・生命科学の領域において顕著かつ創造的な業績を挙げ、今後、さらなる活躍が期待される国内外の研究者から受賞者を決定しています。本賞受賞者からノーベル賞受賞者を8名輩出しており、国内の大学において他に類を見ない顕彰制度です。
本年は「生命活動において重要な機能分子の構造生物学的研究」の研究テーマによって東京大学大学院理学系研究科教授の濡木理(ぬれき おさむ)博士が、「メッセンジャーRNA ワクチン開発につながる基礎研究」の研究テーマによって米国ペンシルバニア大学医学部客員教授のKatalin Karikó(カタリン・カリコ)博士がそれぞれ受賞しました。
カタリン・カリコ博士がハンガリーご出身という縁で、駐日ハンガリー大使館のNorbert PALANOVICS(パラノヴィチ・ノルバート)特命全権大使も参加され、伊藤公平塾長、塩見春彦慶應医学賞審査委員長を交えたZoomでの対談が行われました。
また、濡木理博士には、伊藤公平塾長からメダルと賞状が授与され、塩見春彦慶應医学賞審査委員長を交えた対談を行いました。
それぞれの対談では、参加者から受賞者への祝福の言葉が述べられるとともに、受賞した両博士からは、受賞に対する喜びやこれまでの研究の経緯、研究に関わる方々への謝意、そして今後の研究への熱意などが語られました。
今回撮影した対談などの映像は、後日、慶應義塾医学振興基金ホームページで公開される予定です。