1月10日(日)、「第186回福澤先生誕生記念会」が開催されました。慶應義塾では毎年1月10日に社中一同で創立者福澤諭吉先生の誕生日を祝っていますが、今年は新型コロナウイルスの感染状況をふまえ、参加者を学内関係者に限定して開催し、動画中継を行いました。
今年の式典は、「福澤諭吉ここに在り」、「日本の誇」の2曲のCDの再生演奏に始まり、続いて長谷山彰塾長から年頭の挨拶、評議員会議長の岩沙弘道君からの挨拶がありました。
その後、米山光儀教職課程センター教授が「福澤諭吉と社会教育」と題して記念講演を行いました。講演では、福澤先生は学校という限られた環境だけでなく、社会全体が教育の場であり、社会経験に基づく自己教育の重要性に着目していたこと等が語られました。
講演後は、福澤雄吉君が福澤家を代表して挨拶に立ちました。引き続いて、慶應義塾大学主催「小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」表彰が行われ、塾長から4名の受賞者に授与される賞状が読み上げられ、小論文コンテストの審査委員を代表し、早川浩君が講評を述べました。
今年は三田の山に集うことはできませんでしたが、動画中継を通じて例年よりも多くの方に式典の模様をご覧いただきながら福澤先生に思いをはせる機会となりました。
第186回福澤先生誕生記念会 動画