7月19日(日)、三田キャンパス西校舎ホールにて、慶應義塾一貫教育校派遣留学制度による2019年度派遣留学生の留学報告会が開催されました。参加者同士が距離を確保できるよう配慮しての開催となりました。
2013年に創設された「慶應義塾一貫教育校派遣留学制度」は、塾内の一貫教育校から各校の枠を超えて選抜した生徒を米国・英国の名門ボーディングスクール(寄宿制学校)に約1年間派遣するプログラムで、留学先の学費等が奨学金として給付されます。世界中から集まる優秀な人材とともに質の高い教育を受けることで視野を大きく広げ、また帰国後も留学経験を同級生に伝えることにより、刺激をもたらす波及効果も期待されます。
報告会では、大森正仁常任理事の開会挨拶に続き、2019年度より派遣を開始した中学生コースの2名を含む、8名の派遣留学生による発表が行われました。派遣留学生は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で3月中旬に緊急帰国し、日本から派遣先学校の授業にリモートで参加していました。派遣先で生活した期間は短くなりましたが、そのような状況下でも各自多くのことを吸収し、成長した様子がうかがえる内容でした。
2019年度の派遣実績は以下のとおりです。
<高3コース(米国)>
Phillips Exeter Academy 女子高等学校生 1名
<高2コース(米国)>
The Taft School 女子高等学校生 1名
The Hotchkiss School 湘南藤沢高等部生 1名
Choate Rosemary Hall 湘南藤沢高等部生 1名
<高2コース(英国)>
Shrewsbury School 高等学校生 1名
Winchester College 高等学校生 1名
<中2コース(米国)>
Fay School 湘南藤沢中等部生 1名
<中2コース(英国)>
Winchester College 中等部生 1名
2020年度は、選抜された8名の生徒が留学する予定で、うち2名は本年度から新たに新設された小学生コースの派遣留学生として、英国のドラゴンスクールに派遣される予定です。
(参考)
・一貫教育校派遣留学制度