11月30日(月)、信濃町キャンパスの2号館11階大会議室にて、第25回慶應医学賞授賞セレモニーが行われました。新型コロナウイルス感染症の流行にともない、医学賞設立以来初となるオンラインでの開催となりました。
慶應医学賞は、1996年から慶應義塾医学振興基金によって行われている事業で、医学・生命科学の領域において顕著かつ創造的な業績を挙げ、今後、さらなる活躍が期待される国内外の研究者から受賞者を決定しています。本賞受賞者からノーベル賞受賞者を8名輩出しており、国内の大学において他に類を見ない顕彰制度です。
本年は「革新的な分子イメージングの開発による生命現象の解明」の研究テーマによって国立研究開発法人理化学研究所チームリーダーの宮脇敦史博士が、「シングルセル解析技術から生命複雑系の理解へ」の研究テーマによって米国バイオテクノロジー企業Genentech Research and Early Development(米国)のアヴィヴ・レゲフ博士がそれぞれ受賞しました。
はじめに、長谷山彰塾長から開会の挨拶と受賞者への祝辞が述べられ、宮脇博士とレゲフ博士にメダルと賞状が授与されました。続いて、受賞した両博士からは、受賞に対する喜びやこれまでの研究の経緯、研究に関わる方々への謝意、そして今後の研究への熱意が語られました。その後、竹内常任理事、天谷医学部長から受賞した両博士へ向けて祝辞が述べられ、受賞者への祝福ムードにつつまれてセレモニーは終了しました。
なお、本授賞セレモニーの前には、医学部学生アンバサダーによる受賞者へのインタビューが、授賞セレモニー後には学内選考委員と受賞者による対談がそれぞれ行われました。この様子は、後日、慶應義塾医学振興基金ホームページで公開されます。
また、例年授賞式に引き続き行われる受賞者による記念講演会は、以下の日程でオンライン開催されます。