1月10日(金)、「第185回福澤先生誕生記念会」が三田キャンパス西校舎ホールで開催されました。
慶應義塾では毎年1月10日に、社中一同で創立者福澤諭吉先生の誕生日を祝っています(福澤先生は天保5年12月12日=陽暦1835年1月10日生まれ)。
今年の式典は、幼稚舎生による「福澤諭吉ここに在り」、ワグネル・ソサィエティーによる「日本の誇」の2曲の合唱に始まり、続いて長谷山彰塾長から年頭の挨拶がありました。
その後、西澤直子福澤研究センター教授(同センター副所長)が「認めあう社会―福澤諭吉の女性論・家族論に学ぶ」と題して記念講演を行いました。福澤諭吉が著した様々な文献を紐解きながら、男女の平等、女性の地位向上に必要なことを説いた福澤の女性論・家族論を紹介し、現代日本における女性の社会進出についての示唆に富んだ講演となりました。
講演後は、福澤武君が福澤家を代表して挨拶に立ちました。引き続いて、慶應義塾大学主催「小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」表彰が行われ、5名の受賞者に塾長から賞状と記念品が手渡されました。
式典終了後は、会場を学生食堂ホールに移して「新年名刺交換会」が行われました。今年も三田の山には多くの塾生、塾員、教職員が集い、福澤先生に思いをはせるとともに、賑やかに新年の挨拶が交わされました。
長谷山塾長「第185回福澤先生誕生記念会年頭挨拶」(一部抜粋)動画