慶應義塾大学メディアセンター(図書館)は、Google Arts & Cultureが公開した「Flavors of Japan-奥深き日本の食文化を召し上がれ」にパートナーとして参加し、慶應義塾図書館が所蔵する「ボン浮世絵コレクション」のデジタル画像が9月10日よりGoogle Arts & Cultureのオンライン展示で鑑賞できるようになりました。今後も「ボン浮世絵コレクション」をもとに、オンライン展示に所蔵作品を追加していく予定です。
Google Arts & Cultureは、2,000を超える世界各地の美術館や博物館等が所蔵する作品や文化遺産を鑑賞できるサービスで、ウェブサイトやiOSまたは Androidアプリから600万点を超える芸術作品や歴史的資料にアクセスすることができます。
“明治時代の食文化”という切り口による愉快なオンライン展示とともに、朱色に広がる明治浮世絵の世界をお楽しみください。
Google Arts & Culture 慶應義塾図書館
・「ボン浮世絵コレクション」
「ボン浮世絵コレクション」は、慶應義塾大学で教鞭をとったジョージ・ボン教授(George S. Bonn, 1913-2003)が収集した幕末・明治期の浮世絵のコレクションで、1986年に慶應義塾図書館へ寄贈されました。ボン教授は1954年から翌1955年にかけて、ニューヨーク公共図書館から慶應義塾大学文学部図書館学科に赴任し、図書館経営論やレファレンスサービス論を講義しました。来日したボン教授は幕末・明治期の錦絵や絵本に興味を持ち、その後の来日時も含めて、これらの資料を精力的に収集しました。Google Arts & Culture上では、同コレクションのうち500件以上の明治期浮世絵と3つのテーマ別オンライン展示をご覧いただけます(公開時点)。
http://dcollections.lib.keio.ac.jp/ja/bon-ukiyoe/explanation