8月14日、長谷山彰塾長が、小尾晋之介国際センター所長・グローバル本部長らと共に、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)のサンタ・オノ学長を訪問しました。オノ学長は、本学グローバル・アドバイザリー・カウンシルのメンバーでもあります。またUBCは、慶應義塾大学と長年にわたり学生交換を中心に連携し、医学、生命科学、材料科学などの分野での共同研究の実績もある協定大学のひとつです。
当日はまず、UBC内の人類学博物館(Museum of Anthropology)において、カナダ北西部の先住民の歴史や文化に触れた後、法科大学院(the UBC Peter A. Allard School of Law)の教員と意見交換を行いました。法曹の養成はもちろん、地元ブリティッシュ・コロンビア州、カナダ国内、世界を舞台とする研究においても、カナダ有数の法科大学院です。
続いて、オノ学長主催の昼食会が行われ、両学長は、教育、研究、またスポーツにおける一層の関係強化策について、活発に議論を交わしました。
午後、塾長一行は、医用工学(バイオメディカル・エンジニアリング)で世界的に有名なノーベル化学賞受賞者の名を冠したマイケル・スミス研究所と、医学部を訪れました。昨年8月には、オノ学長が来塾し、慶應義塾大学病院ならびに、産・学・医療の研究連携拠点「JSR・慶應義塾大学 医学化学イノベーションセンター(JSR-Keio University Medical and Chemical Innovation Center 通称JKiC)を視察しています。長谷山塾長は、今後、医学に関連する分野横断的な研究と教育を、グローバルな文脈において新たな展開につなげる可能性について、UBCの医学部の教員と意見を交わしました。
翌8月15日、両学長は、慶應義塾体育会野球部とUBCサンダーバードの試合の開始前に、バンクーバー・クラブにおいて再度面会しました。オノ学長は、両大学の交流を記念するとともに、末永く友情が続くことを祈念して、学長メダルを贈呈し、長谷山塾長はオノ学長に、特製の記念の盾を贈りました。
UBCの野球チーム、UBCサンダーバードは、昨年8月にオノ学長とともに来塾し、日吉キャンパス下田地区野球場で本学野球部と親善試合を行いました。この親善試合の成功を受けて、今年はUBCが日米加の国際大学野球トーナメント大会(8月13日~19日)を企画し、本学野球部が招待されました。参加大学は、慶應義塾、UBCサンダーバード、カリフォルニア州立サクラメント大学ホーネッツ、東京大学野球部の4チームです。UBC対本学野球部の試合は、3対1で本学野球部が勝利し、18日に行われた決勝トーナメントにおいても、本学野球部はサクラメント大学ホーネッツを破り、チャンピオンに輝きました。