7月24日(水)、三田キャンパス東館にて、慶應義塾一貫教育校派遣留学制度による2018年度派遣留学生の留学報告会が開催されました。
2013年に創設した「慶應義塾一貫教育校派遣留学制度」は、塾内の一貫教育校5校(高校段階)から各校の枠を超えて選抜した生徒を米国・英国の名門ボーディングスクール(寄宿制学校)に約1年間派遣するプログラムで、留学先の学費等が奨学金として給付されます。さらに、留学後に在籍校に戻った際、原則留年せずに進級・卒業することができます。
報告会は、大森正仁常任理事の開会挨拶にはじまり、8名の派遣留学生による発表のほか、英語でのディスカッションが今回初めて行われました。留学先での学業や生活に関する活発な意見交換がなされ、派遣留学生の成長が大いに感じられるとともに、報告会に参加した、今後派遣予定の生徒らにとっても、情報を共有できる貴重な機会となりました。
2019年度から、高校段階に加え、中学段階にも対象を拡大します。本年度は選抜された8名の生徒が留学する予定で、うち2名は中学生の派遣留学生として米国・英国のジュニアボーディングスクールに派遣されます。
世界中から集まる優秀な人材とともに受けた質の高い教育が、派遣留学生の視野を大きく広げ、また帰国後も在籍校において留学経験を同級生に伝えることにより、刺激をもたらす波及効果も期待されます。
2018年度の派遣実績は以下のとおりです。
<高3コース(米国)>
Phillips Academy Andover 女子高等学校生 1名
Phillips Exeter Academy 女子高等学校生 1名
<高2コース(米国)>
Deerfield Academy 女子高等学校生 1名
The Taft School 高等学校生 1名
The Hotchkiss School 湘南藤沢高等部生 1名
<高2コース(英国)>
Shrewsbury School 湘南藤沢高等部生 1名
Winchester College 志木高等学校生 1名
Winchester College 湘南藤沢高等部生 1名
(参考)
・一貫教育校派遣留学制度