5月29日から31日までの3日間にわたり、老化・長寿研究に関する慶應義塾大学医学部・ケルン大学医学部(ドイツ)合同シンポジウムが開催されました。信濃町キャンパス総合医科学研究棟1Fラウンジを主たる会場とし、30日午後には、三田キャンパス北館ホールにて公開講演が行われました。
今回のシンポジウムは、2018年にケルン大学医学部がホストとなり開催された1回目のシンポジウムに引き続き、慶應義塾大学医学部がホストとなる2回目の合同シンポジウムです。天谷雅行医学部長、ケルン大学前医学部長のトーマス・クレイグ教授による開会の辞に続き、ケルン大学から5名の研究者、慶應義塾大学医学部からは8名の研究者が講演を行いました。
信濃町キャンパスで行われた4つのセッションは、それぞれ「老化・長寿(Aging & Longevity)」、「幹細胞と組織恒常性(Stem Cells & Tissue Homeostasis)」、「代謝(Metabolism)」、「再生医療(Regenerative Medicine)」をテーマとし、学内の研究者、医師、学生などが参加しました。
また、三田キャンパス北館ホールで行われた公開講演では、ケルン大学ビヨン・シューマッハ教授と慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター新井康通専任講師の講演に、さまざまな分野からの来場者が熱心に聴き入り、講演後には活発な質疑応答が行われました。
ケルン大学とは全学レベルでの学生交換留学、医学部臨床実習の交換留学に留まらず、ケルン大学医学部、慶應義塾大学大学院医学研究科、同経済学部での遠隔合同授業等、幅広い交流を戦略的に進めており、老化・長寿研究での連携はその重要な柱となっています。