3月4日(月)、BPAの新しいCEOマイク・シャロック氏とパラリンピック東京大会の英国チーム代表の責任者、ペニー・ブリスコー氏が、三田キャンパスにて長谷山彰塾長と渡部直樹常任理事を表敬訪問しました。
シャロック氏は、まず、英国チームの事前キャンプを日吉キャンパスで受け入れる慶應義塾大学に対し、感謝の言葉を述べました。慶應義塾大学は、これまでも数々のBPAスタッフの視察を受け入れたほか、事前キャンプの本番に先んじて、日吉キャンパスの関連施設の改修を検討中です。シャロック氏はまた、前任CEOのティム・ホリングスワース氏から、幸運にもブリスコー氏率いる強いチームをそのまま引き継いだこともあり、トップの移行が非常にうまく進んだ、と明かしました。
シャロック氏は、この1月にCEOに着任したばかりですが、2012年ロンドン、2016年リオの両大会において、ティア1スポンサーのひとつであるBP社のパートナーシップの責任者でした。そうした経験から、同氏は、パラリンピック・ムーブメントのもつ力と、社会に非常に大きなインパクトをもたらすパラ・アスリートのポテンシャルというものを強く確信し、東京でも同様の変化が起きるのを、心から楽しみにしていると語りました。
長谷山塾長は、教育という側面から、英国のスポーツ、特に大学スポーツに敬意を抱いている、と応じました。スポーツのアマチュアリズムは、オリンピック・パラリンピックの精神と同様、英国の大学スポーツに由来するからです。また、長谷山塾長は、前日に開催された東京マラソンの種目に車いすマラソンが含まれていることなど、日本においても障がい者スポーツに対する関心が高まっていることを指摘した上で、慶應義塾大学も引き続き英国パラリンピックチームを支援することを約束し、英国チームとスタッフからできるだけ多くを学びたい、と改めて表明しました。