3月20日(水)、三田キャンパスにて、ノーベル経済学賞受賞者のロバート・エングル氏(2003年受賞)、ピーター・ダイアモンド氏(2010年受賞)を招き、経済学部・経済研究所・経済学会の主催で福澤諭吉記念経済学特別講義「21世紀の経済学:人口減少・高齢化、地球温暖化とどう向き合うか」が開催されました。
イベントの第1部として、南校舎435教室で藤原一平経済学部教授の司会のもと、学生を対象とした意見交換会「ノーベル経済学賞受賞者に聞いてみよう」が行われました。留学生を含む学生からは、昨今の経済情勢の変化を映じて、「自動化(オートメーション)やグローバル化が経済社会にどのような変化をもたらすのか」といった質問に加え、研究者を目指す学生へのアドバイスとして、「どのようにして、アイデアを生みだすのか、そして、よい研究テーマをみつけるのか」、「大学院時代をどのように過ごせばよいのか」など、多岐にわたる質問がありました。
第2部では、南館ディスタンスラーニングルームでエングル氏とダイアモンド氏がそれぞれシステミック・リスクと年金制度に関する講演を行いました。会場には、経済学部・経済学研究科を中心とした学生や教員、評議員他が多く参加し、熱心に耳を傾けていました。