慶應義塾大学東アジア研究所現代韓国研究センター開所10周年を記念する公開シンポジウム「北東アジアの新しい秩序構想」が、2月9日(土)に三田キャンパス北館ホールにて開催されました。
同センターは2009年の開所以来、日本における朝鮮半島研究の拠点形成、日韓間における学術研究交流のための知的コミュニティー形成、という目標を掲げ、持続的かつ積極的に研究プロジェクトやシンポジウムを行ってきました。
当日は、西野純也同センター長の挨拶、長谷山彰塾長および姜栄必韓国国際交流財団企画理事の祝辞に続き、文正仁韓国大統領特別補佐官の基調報告が行われました。続いて、日韓の専門家たちによる現在の朝鮮半島情勢に関する分析と評価、さらには白熱した討論が実現し、会場は熱気に包まれました。特に、北朝鮮非核化と朝鮮半島の平和体制、そして新しい日韓関係の構築に関する真摯な議論が聴衆を惹きつけました。
あいにくの降雪にもかかわらず、会場には約170名を超える聴衆やメディアが集まり、シンポジウムは盛況のうちに終了しました。