慶應義塾では毎年1月10日に、社中一同で創立者福澤諭吉先生の誕生日を祝っています(福澤先生は天保5年12月12日=陽暦1835年1月10日生まれ)。
本年も1月10日(木)に、「第184回福澤先生誕生記念会」が三田キャンパス西校舎ホールで開催されました。
式典は満員の会場にて午前10時30分に開会し、幼稚舎生による「福澤諭吉ここに在り」、ワグネル・ソサィエティーによる「日本の誇」の2曲の合唱に続き、長谷山彰塾長から年頭の挨拶がありました。
その後、井奥成彦文学部教授(福澤研究センター所長)が「マージナルな人間としての福澤諭吉」と題して記念講演を行いました。酒造業にも見識が深かった福澤の事例を引き、さまざまな文化的交流を通じ、多様な価値観や創造的思考を身につけることの重要性を語りました。
講演後は、福澤武君が福澤家を代表して挨拶に立ちました。引き続いて、慶應義塾大学主催「小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」表彰が行われ、5名の受賞者に塾長から賞状と記念品が手渡されました。
式典終了後は、会場を学生食堂ホールに移して「新年名刺交換会」が行われ、賑やかに新年の挨拶が交わされました。
長谷山塾長「第184回福澤先生誕生記念会年頭挨拶」(一部抜粋)動画